リウマチの治療方法について

身内がリウマチになった方にはわかると思いますが、日々進行していくさまを見るのは結構スライものがあります。 症状が和らぐことはあっても完全に治ることはないため、ホント痛々しいです。何とか特効薬が発明させないものかと思っています。 そしてどんな病でもそうなのでしょうが治療は早めに取り掛かった方が良いと思います。 何か新しい治療方法がないかなと調べていたのですが、特に何もなかったのですが、まとめられているサイトがあったので紹介させて頂きたいと思います。

現在の治療指針では関節リウマチの診断がついたら、出来るだけ早期に抗リウマチ薬(DMARDs)を用いることが推奨されている。痛みに対する対症療法として非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)などを用いる。

DMARDs

関節リウマチの病気の勢いそのものを弱める薬として、メトトレキサート(リウマトレックスR)がはじめてEBMにのっとって効果がある薬と示された。さらにはスルファサラジン(アザルフィジンR)、ブシラミン(リマチルR)、レフルノミド(アラバR)、ミゾリビン、タクロリムス(プログラフR)が使用可能である。欧米では抗マラリア薬であるヒドロキシクロロキンもよく使用されるが、日本では適応がない。免疫抑制薬であるアザチオプリン(イムランR)、シクロスポリン(ネオーラルR)も効果が示されているが、日本国内では適応はない。

DMARDsの特別な役割を理解するには、それまでのリウマチ治療の概念を理解しなければいけない。そもそも関節リウマチとは原因不明の疾患であって、関節が破壊されていくことを防ぐことはできず、ただただそのとき生じる痛みに対して対症療法を行うしかないと考えられていた。だから病歴が長く、体中の関節ががちがちに強直して寝たきりになった患者がいても、それは不十分な医療によるものではなく、むしろ医療の限界といえるものであった。それがDMARDsの出現によって、関節破壊の進行を遅らせることができるようになった。メトトレキサートの登場によって、関節リウマチの治療は180度の転向があったと言え、それはまさに抗TNF-α療法をも凌駕するほどのインパクトであった。

ステロイド

そもそもフィリップ・ショウォルター・ヘンチらが1950年代、世界ではじめてステロイド(糖質コルチコイド)の一種であるコルチゾンという物質を治療目的で関節リウマチ患者に投与したのである。これはまさに奇跡的な効果を発揮したと伝えられており、ステロイドの歴史は関節リウマチとともに始まったと言えるし、逆に関節リウマチの治療の歴史もステロイドとともに始まったのである。ヘンチはこのことでノーベル生理学・医学賞を受賞している。

ここしばらくのあいだ、DMARDsの疾患の進行を遅らせる効果が注目されていて、ステロイドにはそれはないとされた。ステロイドはしばらく、NSAIDsと同様の対症療法の薬として扱われていたのである。DMARDsのD(Delayed)がステロイドとの比較でつけられたことからもわかるとおり、治療効果の発現は圧倒的に早いので、急性期に中等量用いられる程度のものであった。ステロイドは病気の進行を遅らせることはなく、副作用は強いので、維持的に投与すべきではないとされた。

今世紀に入って、これらの見方に転換が迫られている。臨床試験の結果、ステロイドもDMARDsと同様に、病気の進行を遅らせる効果を示すことがわかったからである。また、DMARDsのみよりもDMARDsにステロイドを加えたほうが病気の進行をさらに遅らせるという研究結果も報告され、懐疑的意見も強いものの、ステロイドは再び注目を集めている。

・抗サイトカイン療法 インフリキシマブ(レミケードR)、エタネルセプト(エンブレルR)は新しく開発された薬で、これまでの製薬との違いとして、はじめからある機能を担うことを狙ってつくられた「分子標的薬」であることがあげられる。これらはリウマチに対してきわめて強力な治療効果を示し、リウマチの診療そのものの姿を変化させつつある。そのほか国内では、すでにキャッスルマン病に承認を獲得した国産薬のトシリズマブ(アクテムラR)が関節リウマチの適応について認可された。一方欧米で承認されているアナキンラは日本では承認申請が行われていない。インフリキシマブの弱点(抗体産生を惹起し徐々に効果が少なくなる)を克服したと言われるアダリムマブは欧米で使用可能である。日本でも上市された。(製品名: ヒュミラR)

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